こんにちは!獣医師の下橋です🌟
8/23, 24と日本獣医腎泌尿器学会学術集会に参加してきました!
ヒトの腎泌尿器の先生方もご講演くださり、学びが多くありました。
例えば、獣医療では昨年、糖尿病の飲み薬としてセンベルゴという商品が発売されましたが、これは薬の分類ではSGLT2阻害薬にあたります。
ヒト医療では何年も前から、このSGLT2阻害薬が糖尿病薬として使われており、これが腎臓病にも効果がある!とわかり、今ではヒトの腎臓病の標準治療となっているそうです。
効果はとても高く、透析患者を減らしているとのことです。
ヒトと犬猫の腎臓は特徴が違うので、ヒトと同様に高い効果が出るかはわかりませんが、今後、治療が難しい犬猫の慢性腎臓病の新しい選択肢になるかもしれません。
(現段階では犬猫の腎臓病に効くというデータはありません)
また、現在獣医療では国際獣医腎臓病研究グループ(IRIS)のガイドラインを元に治療を考えるのが基本ですが、このガイドラインも日々アップデートされており、今回の学会では特に急性腎障害についてのアップデートを解説頂きました。
明日の診療にすぐ取り入れられることも多くありました🙂↕️
腎臓病をどうにかしたい!と思っている獣医の先生方と会って話せるのもとても有意義でした!
日々アップデートしつつ、学びを患者さんにフィードバックできるよう頑張っていきます🙂↕️