犬や猫の「異物誤飲」は、日常診療の中でも非常に多いトラブルのひとつです。
当院ではこのたび4月1日から内視鏡を導入し、これまで手術が必要だったケースでも、体への負担を抑えて異物を取り出せる可能性が広がります。
この記事では、犬・猫で多い誤飲の具体例と、内視鏡でできる治療について解説します。
もくじ
Toggle内視鏡でできること
内視鏡では主に以下のような処置が可能です。
・消化管の観察
・生検(組織検査)
・胃内異物の除去
特に今回大きく変わるのが「異物除去」です。
これまでは開腹手術が必要になるケースでも、内視鏡で対応できる可能性があります。
犬で多い異物誤飲
犬では以下のようなものがよく見られます。
・植物の種や芯
・串(焼き鳥など)
・靴下やタオルなどの布
犬は散歩中の拾い食いや、室内での盗食によって、消化できないものを飲み込んでしまうことが少なくありません。
特に串ごとの誤食は、食道や胃に刺さるリスクがあり非常に危険です。
また、レトリバーなどの大型犬では、靴下やタオルなどの布製品を飲み込んでしまうケースもよく見られます。
猫で多い異物誤飲
猫では以下の異物が多く報告されます。
・ウレタンマット(ジョイントマットなど)
・リボンや毛糸などのひも
・針(糸付き)
特に多いのがウレタン素材の誤食です。
かじって遊んでいるうちに、そのまま飲み込んでしまうケースが目立ちます。
また、ひも状の異物は腸を傷つけるリスクがあり、状態によっては重篤化することがあります。
針の誤飲も一定数あり、緊急対応が必要になるケースです。
吐かせる処置のリスク
異物を飲み込んだ場合、「吐かせればいいのでは」と考えられることもありますが、注意が必要です。
・吐かせても出てこないことがある
・吐かせる過程で食道に刺さる危険(特に串など)
・猫では薬による催吐処置の成功率が低い
このように、状況によってはかえってリスクになる場合もあります。
内視鏡による異物除去
内視鏡では、専用の器具(鰐型鉗子やバスケット鉗子など)を用いて、胃内の異物を直接つかんで取り出します。
・お腹を切らずに対応できる可能性がある
・体への負担が比較的少ない
・回復が早いケースが多い
すべての症例で適応になるわけではありませんが、早期に対応することで選択できる可能性が高くなります。
こんな時はすぐにご相談ください
・串や針など危険なものを飲み込んだ可能性がある
・何を食べたかわからないが様子がおかしい
・吐こうとしているが吐けない
・食欲低下や元気消失がある
異物誤飲は時間が経つほど状態が悪化することがあります。
気になる場合は、早めの受診をおすすめします。
まとめ
犬や猫の異物誤飲は非常に身近なトラブルですが、内容によっては重篤な状態につながることもあります。
内視鏡の導入により、これまでより低侵襲で対応できるケースが増えることが期待できます。
静岡・焼津市藤枝市で犬・猫の誤飲や消化器トラブルでお困りの方は、お気軽にご相談ください。
いざという時に「ここに来てよかった」と思っていただけるよう、診療体制を整えています。
(ちなみに院長、内視鏡は得意分野です。こういった異物摘出も積極的に対応しています。)
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